事業の根幹を
ITのチカラで支える
2021年入社 IT統括本部 ビジネスシステム部 システム開発課 ※部署名は2022年9月現在
変わりゆく業界だからこその面白さ
私が新卒社員として入社した会社は、大手銀行系列のシステム関連企業で、親会社のリクエストに応じたシステム構築やシステム改修が主な仕事でした。同社に入社する前は「金融や医療業界であれば、公共性の高いシステム構築に関わることができ、そのことを通じて社会の人々に影響を与えることができる」 と期待していたのですが、実際に働いてみると自分が関わった箇所は全体のほんの一部で、自分が社会に影響を与えているという実感を持つことができませんでした。
そのようなことを考えて悶々としているときにエナリスと出会いました。エナリスは、電力自由化や脱炭素社会に向けて激変する電力業界において、需給管理代行の老舗として「VPP」(バーチャルパワープラント)やFALCON Ⅱ SYSTEM などの先進的な取り組みを行っていることや、チャレンジングな社風の中で、主体的に自社サービスに関わっていける環境があることがわかり入社を決意しました。
入社後は、主に需給管理に関わるシステムの開発担当をしています。このシステムは、エナリスの社員がユーザーとなるため、利用する社員の要望や意見を吸い上げていく必要があります。そのため、現場に足を運んで、利用する社員の要望などをヒアリングしながら進めることとなるのですが、その過程の中で、自分の考えを自由に発言できる社風、自分の考えを実現しようとしていく社風を実感することとなります。また、需給管理業務に携わる社員の仕事に対する誇りや、自分たちが電力業界を支えているという自負が伝わり、この人たちを支えることで「社会の人々に影響を与えたい」という自分の理想を実現できると実感しました。
電力業界は、制度改正や法改正が頻繁に発生して、そのたびに社内システムを見直していく必要があります。また、それだけでなく、脱炭素社会、SDGsなどの社会的にも大きな課題にも直接結びつきがありますし、テクノロジーの進化とともに次々と新しい技術が登場している業界です。
変化が激しく社会的責任もある企業でITのプロフェッショナルとして関われることは、新卒入社前に思い描いていた世界そのものだったと感じています。
効率化と確実性を
ITのチカラで実現する
現在私は、電力ビジネスの根幹となる需給管理システムの構築に関わっています。電力は溜められない特性があるため、エナリスと取引がある法人企業や自治体で使われる電力の需要量を正確に予測し、仕入れ量を決めたうえで、供給量を正確に合わせる必要があります。
需給管理はエナリスの創業ビジネスであり、独自の予測技術は強みとなっていますが、様々なシステムが複雑に絡み合っていることもあって、操作するには十分な経験と知識が求められます。私は、これらのシステムをより効率的かつ正確に運用するために、開発担当としてプロジェクトに関わっています。
また、このシステムは、部署を横断して使用されるため、ひとつの改修が他部署に影響を及ぼす可能性があります。そのため、各部署が、どのようなデータを必要としていて、また、どのような作業工程を踏んでいるのかを正確に把握する必要があります。この過程の中で行うヒアリングでは、いかにユーザーの要望を引き出せるかが求められます。IT技術者として専門知識は重要な要素ではありますが、それ以上にコミュニケーションスキルが重要となってきます。
エナリスの企業理念のvalueの1つに「プロフェッショナルパートナー」があります。ITのプロだけではなく電力のプロたるように日々勉強は欠かせませんが、コミュニケーション力を備えたITのプロフェッショナルを目指していきたいと考えています。
1日の流れ
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出社
今日は晴れていたので洗濯をしてから出社をしました。
朝から会議などがない日は、フレックスタイムを活用して出社時間を柔軟に調整しています。
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資料作成
需給管理システムのプロジェクト会議のドキュメント作成を行います。
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ランチ
私はコンビニ派です。甘栗、サンドイッチ、ゆで卵、コーヒーが鉄板コースです。
昼休みはリフレッシュをしたいので、ツイッターやインスタで動物園や水族館などの動物系アカウントを見て癒されています。 -
新技術を試す
今日は、システム構成を細分化する新技術を試しました。
従来は、システム構成が細分化されていない開発が一般的であったため、一部の要件を変更するだけで、システム全体に影響が出てしまう懸念がありました。新技術では、構成段階から要件を細分化することで、柔軟にシステム改修を進めることができます。ITエンジニアとして、常に新しい知識や技術にアンテナを張って吸収し続けることは不可欠です。 -
需給管理システム開発プロジェクト会議
新システムで求められる機能が実装できるか否かなどの検証結果を、開発担当者の視点でフィードバックしていきます。社内の複数部署が使用するシステムのため、理解や認識のズレがないように確認をして進めていきます。
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メンター面談
2022年新卒入社のSさんと週1回メンター面談をしています。
社会人の先輩として、1年間新入社員に寄り添い、様々な相談に乗っています。心配や不安ばかりではないかと心配していましたが、日々充実しているようで、仕事の話というよりは趣味の話で盛り上がることの方が多いです。 -
プロジェクト会議の記録
プロジェクトの進捗を整理して、報告用のレポートを作成します。
このレポートに基づき、今後の進め方を上司と相談します。
困ったときに気軽に相談ができる雰囲気で助かっています。 -
退社
仕事を引きずりたくない派なので、オフィスを出た瞬間に頭を切り替えます。
テレワーク時に残業をする事がありますが、フレックスタイムで始業時間が遅くなった日であっても、20時以降は仕事をしないようにしてパソコンはシャットダウンします。
Key Questions
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エナリスの理念で共感しているポイント
私が特に意識をしていることは「フェア+イズム」です。エナリスのシステムは部署を横断して使用されるものが多いのですが、一部署だけの要望を強く聞いてしまうと全体的なバランスが崩れてしまい、どこかに歪(ひずみ)が生まれてしまいます。そのため、全体の方向性を意識して公正中立な立場であることを心掛けています。
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学生時代の専攻
大学時代は教育について学んでいました。教育といっても教えることではなく、教育の仕組みや制度に興味を持っていました。就職活動をする中で様々な職種を検討していたのですが、ITシステムの開発の進め方に興味を持つようになります。一見、大学の専攻と関連がないように思われるかもしれませんが、学校では生徒に教育をしていく中で、限られた時間の中で、様々な先生が協力をしてカリキュラムを進めていきますよね。私は様々な人と協力をして一つの「こと」を成し遂げるプロセスに興味を惹かれていたので、その点では今の仕事も共通していて、大学での学びが活かされていると実感しています。
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エンジニアとしてエナリスで働く魅力
ズバリ自由で裁量がある環境です。新しい技術を積極的に試せる環境があり、自ら興味関心の幅を広げていくことができます。自分の専門領域に縛られることなく、違う分野にも関心を持てば挑戦を後押ししてくれる環境が魅力です。今後もITのプロフェッショナルとして、幅広い分野に精通していきたいです。
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これからエナリスの中で挑戦したい事
目まぐるしく変化していく電力業界において、エナリスがリーディングカンパニーであり続けるためには、次々と新たなサービスを打ち出し続けていく必要があります。私は、このような刺激的な環境の中で、新規サービスのシステム開発に携わりたいと考えています。システムという側面から、エナリスの目指す世の中の「当たり前を変革する」を支えていきたいと考えています。
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就活生へメッセージ(体験を踏まえて)
ITの技術や知識があるに越したことはありませんが、エナリスのITエンジニアとして最も大切な要素はコミュニケーション能力やロジカルさだと考えています。この仕事の醍醐味は相手が何を求めているか、問題や課題を正確に把握したうえで、本質を探っていくプロセスだと捉えています。人と関わることが好きで、多くの人と共同して一つのものを作り上げることが好きな人には、大学時代の専攻は問わず、ぜひ挑戦をしてもらいたいです。