STAFF INTERVEW

新電力事業者として、
世の中に一石を投じる

E.Oさん

2020年入社 ビジネス推進本部 調達オペレーション部 電力取引課 ※部署名は2022年9月現在

エネルギーの仕組みづくりから
より良いエネルギー社会に貢献する

振り返ると私は、幼少期の頃から屋内より屋外、それも自然の中で遊ぶことが大好きでした。両親もアウトドア派で、キャンプや環境科学館によく連れて行ってもらいました。そのような環境もあって無意識に自然への関心を持つようになりました。

中学生になると、テレビや新聞で気候変動や温暖化など、環境問題の話題が頻繁に取り上げられることが多くなったのですが、直感的に「私の進むべき道はこれだ!」と確信し、大学院まで進学することとなりました。
当然のように就職活動も「環境」を軸に活動したのですが、業界研究を進めるうちに、環境に最も影響を与える業界のうちの1つが電力業界であるという結論に達しました。その過程で「新電力事業者」の存在を知ることとなります。大手電力会社も選択肢としてはあったのですが、変化が激しくスピード感のある環境のほうが面白そうだし自分に合っていると思って新電力事業者に絞って就職活動を進めました。
新電力事業者は、世の中に数百社も存在するのですが、その多くは小売電気事業をメインに行っていることがわかりました。そのような新電力事業者の中で、エナリスでは小売電気事業だけでなく、業界では老舗と言われ創業事業でもある「需給管理業務」や、様々なIT技術(VPP、ブロックチェーンなど)を駆使してエネルギーの効率的な運用や脱炭素に取り組んでいて、自分がやりたいこと、つまり「環境」に影響を与える仕事ができると確信し、エナリスへの入社を決めました。
実際に働いてみると、環境問題の解決と経済合理性のバランスをとることは非常に難しいと感じています。いかに両者のバランスを取る仕組みづくりをするかが、今の私の課題です。

最適な電源を調達するための交渉役

私は現在、長期的な「電源調達」を担当しています。電気の販売事業者各社と交渉して、いかに安く、そして必要な量の電気を確保するかがミッションとなります。

また、電源の調達に必要な金額は莫大であり、少しの仕入れ価格の誤差が会社の経営(収支)に大きく影響を与えることとなります。将来の燃料価格の推移や天候、(国の定める)制度、市況、リスクなど多面的に分析し、予測をして調達価格を決定していく必要があるため、これらについて日々情報収集が欠かせません。非常に緻密かつ複雑、そして責任のある仕事のため行き詰まることも多いのですが、そんな雰囲気を察した先輩がさりげなく助け舟を出してくれます。自分の様子をきちんと見てくれていて、的確なフォローをしてくれる、そんな上司や先輩たちに支えられているため、どんな状況でもポジティブに乗り越えることができています。
最近、私の部署に後輩(新入社員)が配属されました。現在、私はその後輩の指導役を務めていますが、以前の自分を見ているようで新鮮な気持ちになります。また、教えることによって、自分自身の理解も深めることができ、自身の振り返りにもなっています。
エナリスでは、2019年から新卒採用を開始しています。今後も新卒採用を継続していきますが、後輩たちにも教え育てる文化を継承していってもらいたいと思っています。

1日の流れ

  • 出社

    満員電車を避けるために、フレックスタイム制を活用して少し遅めに出社することが多いです。
    課の「朝会」では、予定の共有や対応中の案件の進捗確認を行い、お互いがフォローし合えるようにしています。

  • お客さまとオンライン商談

    この日は電力の購入条件の交渉をしました。価格や契約期間、電力を供給するエリアなど様々な要素を踏まえて交渉します。条件が折り合わず交渉が難航することもありますが、この日はスムーズに交渉が進みました。

  • 後輩フォロー

    午前中の商談の内容を、後輩にかみ砕いて説明しました。専門用語の解説や、お客さまの発言の意図などを伝えます。自分が新人時代に疑問に思ったことや、教えてもらったことを思い出しながら、説明しています。

  • 他部署の先輩とランチ

    エレベーターを待っている時に、たまたま遭遇した他部署の先輩と一緒にランチへ。この日は先輩のお勧めで焼き魚定食を食べに行きました。仕事の状況や休暇の予定などの話で盛り上がりました。

  • 役員会議の準備

    14時の役員会議で説明する資料の最終確認をします。資料を作成する際は、付箋や色付けをして見やすいように工夫をしています。

  • 役員会議

    役員会議で電力取引の契約締結について説明を行いました。契約が必要な根拠やリスク、価格の妥当性などについて資料に基づき説明します。結果はもちろん承認です!

  • 契約書の締結手続き

    契約の締結に向けて、契約書類の準備をします。部内と並行して、リーガルチェック、決裁手続き、契約書の捺印までの一連の業務を行います。

  • 情報共有ミーティング(電源獲得のための情報共有)

    社内関係者が参加するミーティングで、電源獲得の情報共有や今後の電気の仕入れ方針について話し合いを行います。この日は、今年の冬の電源の仕入れに向けて意見を出し合いました。
    電力業界は制度変更が頻繁に発生するので、このミーティングでは定期的に制度の確認や情報共有も行っています。

  • 退社

    翌日の打合せの資料を再度チェックして退社します。
    この日の夕食は得意料理の餃子の予定です。帰り道にスーパーに寄って食材を仕入れます。

Key Questions

  • エナリスの理念で共感しているポイント

    「“当たり前”を変革する」は、自分の考えにとてもフィットしています。ゼロから新しいものを創り出すことや、既存のモノに新しい価値を見出すことこそが会社の存在意義であると考えています。
    現状に満足せず、新しいことに挑戦して「当たり前を変革し続ける」マインドを持っている人は、エナリスでやりがいを見つけることができるはずです。

  • 学生時代の専攻

    数理生物学について研究をしていました。プログラミングを使って生物の動態を数学的にシミュレーション解析したうえで分析、評価まで行っていました。トライ&エラーの多い研究で培った忍耐力、そしてやり抜く力は、社会人になった今でも大いに役立っています。

  • 職場の雰囲気

    わからないことや判断に迷う時は、すぐに先輩社員に相談できます。違う部署の人たちも気軽に声を掛けてくれます。本当に優しい人が多いです。エナリスは、少し前までは中途採用が中心の会社だったため、様々な経歴を持った社員が多くいます。ちなみに、不思議なことに電力業界出身の社員はそれほど多くありません。
    また、部署によっても雰囲気が大きく違います。私の所属している部署は穏やかでアットホームな雰囲気ですが、営業部門はコミュニケーションが活発で、和やかな雰囲気だったりします。
    人も組織も個性豊かなところがエナリスの魅力だと思っています。

  • これからやりたい(チャレンジ)したいこと

    まずは、高精度なプライシング(電源調達の戦略)ができるようになりたいです。プライシングは、会社の利益に直接影響を与えます。精度の高いプライシングができれば収益性が高くなりますし、その収益を新しいサービスの開発に繋げることができます。
    今後も経験や知識を積んで、エナリスのVisionでもある「人とエネルギーの新しい関係を創造し豊かな未来社会を実現」させたいです。

  • 学生に向けて

    電力業界では、様々な関係者が「正解のない答え」を求めて日々活動しています。その変化は目まぐるしく刺激的な毎日です。答えがないからこそ自分の考えやアイデアを社内だけでなく社会に発信していく余地があるということだと思います。
    主体的に自分の意見を発信すること、答えのないものに取り組むことを「面白い」と感じる方であれば、エナリスの仕事にやりがいを感じることでしょう。

メンター/上司から見たE.Oさん

  • 上司 からのコメント

    さまざまな情報が飛び交う中、冷静に状況を捉えて迅速かつ的確な判断ができるチカラは目を見張るものがあります。今後も成長を見守っていきたいです。

  • メンター からのコメント

    相手に自分の考えを伝えること、相手の話を聞くことのバランスの取り方が上手です。今後の更なる活躍に期待しています。

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