STAFF INTERVEW

一般送配電事業者と
消費者をつなぐ
複雑な仕組みを自動化

T.Sさん

2020年入社 ビジネス推進本部 業務統括部 業務課 ※部署名は2024年3月現在

失敗を恐れず、経験を成長の糧としていく

学生時代は気象学に興味があり、気象予報士の資格を取得したことから、当初は気象情報会社などに就職したいと考えていました。その一方で、以前から気候に影響を及ぼす地球温暖化問題などにも関心があったため、関連の深いエネルギー業界にも目を向けてみたところ、脱炭素という大きな社会課題の解決に関われる魅力に心を奪われました。
その中でエナリスへ興味を持った理由は、電力の安定供給に必要な需要と供給のバランスを管理する需給管理に強みを持っている点と、脱炭素にむけた先進的な取り組みを行っている点です。脱炭素社会の実現には、再生可能エネルギーの普及拡大が必要不可欠ですが、気候に左右される発電量をどう管理するかは課題が残ります。エナリスは、長年培った需給管理のノウハウをもとに、再生可能エネルギーを安定的に供給するための取り組みを行っており、仕事を通じて脱炭素社会へ貢献できるイメージを持てたことが入社の決め手となりました。

私は電気を使用するお客さまと、電気を物理的に送り届ける全国各エリアの一般送配電事業者の間に立って開通や契約内容の変更に関する手続き業務などを行っています。この業務で大切なことは、電力小売の知識はもちろんのこと、一般送配電事業者ごとに異なる申し込み期日や申し込み方法などの契約に関する条件を把握し、正確な手続きを行うことです。
入社して2年ほど経った時、お客さまにご迷惑をおかけするミスをしてしまいました。 血の気が引くような思いで報告したのですが、チームリーダーは一切責めずに「いい経験になったな」と励ましてくれました。その上で、解決までのサポートと共に「今後、どうすれば同じようなミスが起こらないようにできるか、再発防止のためになにをすべきか、この経験をいかして対策を考えて欲しい」と、ミスをミスとして終わらせるのではなく、対策を考えることで再発防止につなげることや成長への糧とする大切さを教えてくれました。この経験から、周囲に相談することや頼ることの大切さを知り、現状に甘んじることなくより良い業務の姿や形を目指す改善意識や向上心がさらに強くなりました。

より良い姿を追い求めるプロ意識が、エナリスの強さ

この経験をきっかけに、業務の効率化や精度の向上を目指すプロジェクトチームに参画をすることになりました。私が担当しているのは、新しいシステムの導入に向けて業務手順の整理や実務担当目線での要望を取りまとめる役割です。これまではExcelで契約内容などの顧客情報の管理をしており、人の手で登録内容の変更をしていました。
そこで、申し込みから請求までを一括管理できるシステムを導入し、業務の一部を自動化することで、変更漏れなどのリスクの低下と業務の効率化を目指しています。システム化をするためには、複雑な業務手順を整理し、どの工程をシステムに組み込むのかを精査する必要があります。業務手順に抜け漏れがないように、周囲の意見をよく聞き、システム化することで起きるリスクがないかなども検証しながら要望を取りまとめています。

それと同時にシステム化できないイレギュラーな契約についての対応方法もまとめています。こうしたイレギュラーな対応にあたるには専門知識や経験が欠かせません。各担当の経験や知識を共有し、柔軟な対応ができるようにトラブルシューティングなどの作成もしています。電力小売の取引は複雑かつ制度の変更もよく発生するため、業務の手順を整理するのも一筋縄ではいきませんが、現在は概ね業務手順の整理ができてきたところです。
エナリスの企業理念のvalueの1つに「プロフェッショナルパートナー」があります。こうした考えは組織の在り方や仕事の進め方においても色濃く反映されており、例え問題なく行えている業務でも「現状に妥協することなく、もっと良くできるのではないか」と、常に考える人が揃っています。こうした仕事に対してのプロ意識の高さを支えているのは、失敗やミスも連携して対処し、次につながる機会に変えようとする風土があるからこそだと思います。

1日の流れ

  • 始業

    まずはメールチェックと一日のタスクの確認から。
    業務量が多いので、しっかりと優先順位を決めて段取りよく動くことを心がけています。
    在宅勤務とリモート勤務の割合は半々ぐらいです。一人で進める作業に集中をしたいときは在宅勤務を選ぶことが多いです。

  • 各種申し込み対応

    電力会社変更に伴う契約申し込みや、送電の廃止・開始の申し込みなどを行います。
    確認漏れがないよう、すみずみまで情報を確認。ヒューマンエラーが起きないように、午前中の早い時間で、頭がクリアなうちに集中して作業を行っています。

  • 週次ミーティング

    各部のトピックスや役員会議の決定事項を共有するためのミーティングに参加します。参画している新規プロジェクトの会議なども行われ、毎日日替わりで会議の予定が入っています。

  • ランチ

    出社の時はチームメンバーと会社近くのお店で昼食。
    在宅勤務の時は自宅で簡単にすませ、仮眠をとったり動画を見たりして気分転換しています。

  • 資料作成

    午後のミーティングがはじまるまで、資料作成など作業系の仕事をこなします。
    既存の業務マニュアルを更新したり、新サービスに向けた部署内向けのマニュアルを作成します。

  • 週次ミーティング

    火曜日はチーム定例会、木曜日は営業事務会議、金曜日は外部委託先との定例会議など、本部や部内、チーム、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の外部委託先など、日替わりでさまざまなミーティングを行っています。

  • 残りのタスクを消化

    会議が終わった時点で、残りのタスクを確認。
    自分のタスクだけでなくチームメンバー全員の残タスクを確認し、今日中に終わらせなければいけないタスクを協力して終わらせ、みんなで定時退社をめざします。

  • 終業

    インドア派なので終業後はまっすぐ家に帰り、サブスクで映画を楽しむなど自宅でゆったり過ごしていることが多いです。

Key Questions

  • エナリスの理念で共感しているポイント

    協奏マインド:仕事は一人でできないということを、社会人になって痛感しています。一人で完結できる業務などほとんどなく、常に周囲の状況に気を配り、いろんな人と関わりながら進めていくことが大切だと日々感じています。
    もう一つは「フェア+イズム」。小売電気事業者は人々の生活を支えるインフラに関わる仕事であり、公正公平な電力小売を行うことが大切だということを常に意識しています。

  • 学生時代はどんな人だった

    中学、高校時代は陸上部で、中学時代は部長を務めていました。
    自然が好きで、大学では環境を中心に学び、地球環境科学のゼミに所属。里山保全活動に参加したり、気象予報士の資格にチャレンジしたり、好きなことにとことん打ち込めた4年間でした。

  • 職場の雰囲気

    太陽の光のような、じんわりあたたかくて、ホッとするようなやさしい雰囲気です。
    上司も先輩も親身に相談にのってくれますし、課題があればみんなで力を合わせて解決することを当たり前のことだと考えられる環境です。

  • これからの挑戦

    現在取り組んでいるプロジェクトを成功させるのはもちろん、これからも業務以外の全社的な改革プロジェクトに参加し、プロジェクトリーダーとしてさまざまな変革を起こしていきたいですね。業務の進め方などまだまだ未確定な部分が多く、自分たちの手で会社をつくっていける点がエナリスで働く魅力でもあると思います。

  • 就活生へのメッセージ(自身の体験も踏まえて)

    いろんな業界や会社があって迷うことが多いと思いますが、エントリーするうえで絶対に譲れないという軸を決めておくと、やりたい仕事を絞り込めるはずです。例えば、私は環境問題の解決に関わるというのは外せない条件でした。また、自分が実際にその職場で働くことを見学や面談などを通じて具体的にイメージすることで、自分に合っているかどうかを判断しやすくなると思います。

メンター/上司から見たT.Sさん

  • 上司 からのコメント

    目先のことだけではなく、これから必要となる情報や知識を先取りできる力があります。
    未経験のことにも前向きに取り組む姿は周囲にも良い影響を与えています。今後の活躍も楽しみです。

  • メンター からのコメント

    持ち前の探求心と学習意欲を活かし、複雑な情報の整理や業務簡略化の仕組みの構築を行っており、今やチームに欠かすことのできない戦力になっています。失敗を恐れずにこれからもチャレンジしていって欲しいです。

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